おはようございます。
太陽の丘クリニック、医師の豊田美都です。
マインドパワーを手にする方の中には、
過去に大切なご家族を亡くされた方も多くいらっしゃるように思います。
おそらく
「あの時の後悔を繰り返したくない。」
そんな思いでいらっしゃるのではないでしょうか。
私も、大学病院や総合病院に勤務している間たくさんの人を見送ってきました。
医師になって４年目で受け持った７０代の悪性黒色腫の女性
とても穏やかで物静かな方でした。
ご主人は、威圧的で一風変わった男性でしたが、彼女はご主人を愛していました。
いよいよ「がん」が全身に転移し、全身状態が悪化し、入院されました。
不穏な状態から意識不明におちいり、血圧が徐々に低下
ご主人が来るのをまっていたかのように
ご主人が到着された直後に、眠るように息を引き取られました。
医者になって初めて経験した、受け持ち患者さんの死
私も大泣きをしました。
同じころに受け持った４０代の悪性黒色腫の男性
手術、抗癌剤、免疫療法を行いましたが効果がなく
腫瘍が脊髄にも浸潤し、半身不随になり
仙骨部には、大きな褥瘡ができてしまいました。
奥様は、最期の最期までご主人がよくなると信じていました。
あるいは、信じようとしていたのかもしれません。
「未来日記」なるものを手帳に書いていました。
その頃の私は、恥ずかしながら
奥様の思いをきちんと受け止めることができませんでした。
マインドパワーに出会って、自分の手で患者さんの痛みが取れるようになり、
多くの病が癒えている現実を知りました。
これまで、癌の方をたくさん見てきたからでしょうか。
パワーによって、元気になり幸せそうに輝いている
「がん」の患者さんを見ると胸があつくなります。
そして、必ずこれまで救えなかった患者さんの顔が浮かびます。
なので、この現実を伝えずにはいられません。
もちろん人は誰でも死を迎えます。
死は、忌み嫌うものでないことも理解しています。
けれど
自分の手で、愛する人を癒したという事実
愛する人のためにできることは全部やれたという事実が
どれほど、残された方にとって救いになるでしょう。
愛する人をぜひ自分の手で癒せる喜び
そのことによってお互いに生まれる温かな気持ち、絆
一人でも多くの方に味わっていただきたいと思います。
【書籍紹介】
マインドパワー創始者 野中邦子先生 自叙伝 『生きて 愛して 笑って』
全３６０ページ １９４４円（税込） 全国各地の書店で好評発売中
「ふたりの女医の挑戦～マインド・パワーに魅せられて～」 
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