おはようございます。
太陽の丘クリニック、医師の豊田美都です。
週末におこなわれた演芸会
おどけた表情で写っている女装をした写真の男性
舞台では、男装をした奥様と一緒にダンスを披露してくださいました。
男性は平成２５年１１月に
悪性グリオーマの診断で、開頭手術を行われました。
腫瘍の５％が取りきれず、術後抗がん剤治療を行っていましたが
残っていた病巣が進行して大きくなり、病状は進行する一方でした。
グリオーマは、脳に発生する悪性の腫瘍で原発性脳腫瘍の約３０％を占めます。
脳にしみ込むように浸潤していくため、手術で全て切除するのは困難であり
抗がん剤治療や放射線治療が行われます。
中でも男性のグリオーマのタイプは、最も悪性度が高く、
発症後の、生存期間の中央値は約１年と言われています。
病院では
「まず腫瘍が消えることはありません。」
とはっきり宣告され、
藁をもすがる思いで、昨年３月末に妻と母親とともにマインドパワーを取得しました。
定期的に施療に通う中
８月にはMRI検査の結果、腫瘍が小さくなりました。
９月には父親もパワーを手にし、家族が一つになって男性の病と闘いました。
昨年１２月のＭＲＩ検査では
「腫瘍が消えていますね。」
と主治医の先生が言われたそうです。
演芸会に参加された多くの方が
現代医学ではなす術がない状態、あるいは不幸のどん底で
マインドパワーに出合い、『健康と幸せ』を取り戻しています。
その道のりは、一朝一夕に語れるものではなく
舞台に立つまでのプロセスがあるからこそ、見る人を感動させるのです。
男性が、昨年３月初めてパワーの治療に訪れた時には
視点が定まらず、会話をすることもできない
ふらふらと足を引きずるように歩き、腕もあがらなかった男性が
舞台で演じ、踊れることが奇跡です。
結婚したばかりで、ご主人が病気を発症し
奥様の心労は、どれ程のものだったでしょう。
けれど、１年半経った今、ご夫婦で笑顔で舞台に立てることが奇跡です。
奇跡は起こるのを待つのではなく、自らの手で起こすもの
後悔をしないよう、今日を精一杯「生きて 愛して 笑って」
その上さらに、歌って踊って生きたなら
最高に幸せではないでしょうか。
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