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Channel: ドクター美都の挑戦~福岡市クリニック(内科・皮膚科)女医のカルテ
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「病気を忘れて楽しもう!」:ある肺気腫の患者さん同士の会話

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おはようございます。

太陽の丘クリニック、医師の豊田美都です。


病と闘う方にとって、一緒に病と闘う仲間の存在はとても大切です。

今日、とても感動的な場面に出くわしました。



肺気腫の男性のお二人がお話をしていました。


一人は70代の男性、Nさん

5年前に肺気腫の診断を受け、日常生活で息苦しさが出るようになり、

地元の病院では、在宅酸素療法を勧められていました。


(肺はちょうどスポンジの泡状の肺胞と呼ばれる小さな空洞の集まりです。
肺気腫ではこの空洞が壊れて大きくなります。

肺胞が壊れてくると十分な酸素が取り込めなくなり、息切れが起こります。

残念ながらいったん壊れてしまった肺胞は元には戻らず、徐々に進行していきます。いよいよ呼吸が苦しくなると、酸素投与が必要になります。)


しかし、3年半程前にご夫婦でマインドパワーを手にし、
定期的に施療に通う中で病気の進行が止まり、

当初は、血液の酸素濃度が90%と十分な酸素を供給できていない状況でしたが、

現在は、酸素濃度が93~96%と良い状態を保っています。



もう一人は、80代の男性Tさん

3年ほど前に肺気腫と診断、昨年の10月にマインドパワーを手にしました。

当初は車椅子で訪れましたが、すぐに車椅子がはずれ

痰も息切れも改善し、今では一人で自立して生活できるようになりました。



お互いの症状を話したあと、NさんがTさんに向かって

『病気を治す!』という思い、意識が大切です。

病気はあなたが創り出したのだから、あなたしか治せません。

パワーの治療には、定期的に入ってください。

そして、病気を治すためには、病気のことを忘れて

何か楽しいことをしてください!!

とアドバイスしていました。


Tさんも

「これはよいアドバイスを聞きました。ありがとうございます。」

とおっしゃっていました。


通常は、患者さん同士がお話しすると

病気のこと、今の症状、薬や薬の副作用などのお話しになってしまいます。

お話をして、勇気や元気をもらえることは少ないように思います。


けれど、「病気治し」について真に捉え、相手を思い、熱くお話をされていた

Nさんの姿にとても感動しました。



病気治しにおいて大切なことは、意識の矛先をどこに向けるかです。

Nさんのような患者さんがたくさん増えれば

もっともっと元気になる方が増えるのではないでしょうか。





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